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東京国立博物館で「幻のテーブルウェア」展示−世界初公開の作品も
(2008年07月02日)
東京国立博物館・表慶館(台東区上野公園、TEL 03-5777-8600)で7月1日から、日仏交流150周年を記念したオルセー美術館との合同企画展「フランスが夢見た日本−陶器に写した北斎、広重」が始まった。
同展は、フランス美術における日本美術の影響を「テーブルウェア」に焦点を当てて紹介するもの。日本版画の題材に着想を得て作られ、1866年から1930年代まで人気を博したテーブルウェア約100点と、そのモチーフの元となった北斎や広重などの作品を対比して展示。日本美術の影響や、フランス人画家の工夫の跡がうかがえるトリミングなどを、実際に見比べられる構成になっている。
幻のテーブルウェアとよばれる「セルヴィス・ルソー」は、18世紀の伝統的なテーブルセットの様式を受け継ぎながら、斬新な感覚でモチーフを配置。生活用として手ごろな価格で商品化された。陶器やガラス製品を手がけていたウジェーヌ・ルソーと、版画家のフェリックス・ブラックモンの共同制作により生み出されたもの。作品全体にジャポニスムの初期の例がみられる同テーブルウェアは、パリ万国博覧会で1867年から1889年まで続けて紹介され、50年以上にわたって製作された。
同じく、セーヴル国立製陶所の装飾画家アンリ・ランベールが手がけた「セルヴィス・ランベール」は、手描きで製作された希少価値の高いテーブルウェア。絵画性の強いデザインが特徴とされる。同作品が一般公開されるのは、オルセー美術館での展示に先駆け、同展が世界初となる。
関連企画として、7月12日には東京大学教授らによる記念シンポジウム「フランスのジャポニスム−陶磁器を中心に−」が、7月20日・21日には中学生のためのワークショップ「浮世絵デザインのお皿をつくろう!」が開催される。
開館時間は9時30分〜17時(土曜・日曜・祝日は18時まで、金曜は20時まで)。月曜休館(7月21日は開館、22日は休館)。8月3日まで。
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