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東京造形大卒業の現代彫刻家3人がグループ展-千駄木で
(2008年08月19日)
千駄木の「ギャラリーkingyo」(文京区千駄木2、TEL 050-7573-7890)で8月22日より、東京造形大学が母校の現代彫刻家3人によるグループ展「fancy mirror」が開催される。
同展は、1999年から2000年にかけて東京造形大学の美術学科彫刻専攻を卒業した手嶋大輔さん、土肥美穂さん、中野浩二さんによる気鋭の立体作品約20点と、それぞれのドローイングで構成されるグループ展。
色鉛筆で着色を行うことで「木材の質感」の魅力を最大限に引き出す作風を得意とする手嶋さんは、同大学を卒業後、東京での活動を経て2005年から福岡にアトリエを移転。翌年、「山口県美術展覧会」で大賞受賞。現在は北九州市の「門司港アート村」にアトリエを構えて表現活動を行っている。「『面白い形』にこだわり彫刻を作っている」と話す土肥さんは、昨年、群馬県で開催された「現代の作家による里山ふるさと美術祭」中之条ビエンナーレ2007に出展するなど、グループ展を中心に活躍の場を広げてきた。2005年に神奈川県相模原市で開かれた「アートと文化財のコラボレーション」をテーマにした企画展「立体作家11人展─時空を超えたメッセージ」への出展など、同大学に近い地域を中心に活動を行う中野さんは、人の動作の一瞬をとらえて造形化した「躍動感のある彫刻」を持ち味としている。
同展では、非日常的なシーンや物体が「彫刻作品」として成り立ち、それぞれが枠にとらわれない自由な方向性を示している。「いつも不完全ながらも、試行錯誤して制作を続ける。少しずつ焦点は絞られていきながら、気持ちはうっすらと広がりを持って自由になれていく気がする。もっといろんなことができそうな気がする」とコメントする中野さんは、人間や「生き物」をモチーフにした作品を中心に展示を行う。「目の前には自由になれるための課題が山と積まれている。それを崩し、どんどん具体化していって、どんどん自由になっていきたい」とも。
同大学教授で彫刻家の三木俊治さんは、同展について「展覧会名から彫刻展を想像した人は多くないだろう。『だって彫刻家ってみんなガテン系でしょ』という声が聞こえてくる。そう、彼らの制作過程は間違いなくガテン系」としたうえで、「しかし本当の優しさは、真の強さを内に秘めたもの。木くずまみれ、汗まみれの彼らがのぞき込む鏡には一体何が映し出されるのだろう」と期待を寄せる。
開館時間は12時~19時(最終日は17時まで)。月曜休館(8月25日は休廊)。8月31日まで。
千駄木のギャラリーで「きんぎょ展」-空中を泳ぐ金魚が涼しさ運ぶ(上野経済新聞)「鉄」を素材に彫刻家5人がグループ展-千駄木のギャラリーで(上野経済新聞)ギャラリーKingyo
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