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千駄木「ギャラリーkingyo」でクラゲがメーンの彫刻展
(2008年11月21日)
千駄木にあるギャラリー「ギャラリーKingyo」(文京区千駄木2、TEL 050-7573-7890)で、平川正さんによる彫刻展「ultramarine」が開催されている。
谷中と千駄木を結ぶ、くねくねと曲折した「へび道」と呼ばれる道の側にある同ギャラリーは、「外部と遮断するのではなく、外部と内部の境目のない、ゆるやかな空間を作りたかった」とオーナーの扇谷さんが2000年にオープン。「通常の何もないホワイトキューブではなく、玉砂利が置かれている様などの自然と調和した空間が一目で気に入り、展示を決めた」と作家の平川さん。
平川さんは2004年に武蔵野美術大学彫刻科を卒業後、小平市小川町にあるアーティストが集まって制作を行う「未来工房」というスタジオに移り住み、アルバイトをしながら作家活動を続け、自分に合った素材を探していた際に「小平市平櫛田中(ひらくしでんちゅう)彫刻美術館」で日本画の巨匠、横山大観に天才と称えられた彫刻家、佐藤朝山に魅せられて木彫を始めた。
「ultramarine」と題された同展示のメーンはクスノキで彫られた「水母(クラゲ)」。平川さんは、クラゲのその重力に反発した浮遊する動きに彫刻に通ずるものを感じ、「具象的に再現するのでは無く、彫刻として見て良い形である作品を」との思いから、半年かけて作られた「水母一番」(20万円)から現在まで、クラゲを7体を制作してきた。
時にはつるされ、時には見るものが手に持ったりと、その浮遊感を表すために試行錯誤を繰り返し、「今回は彫刻本体の形だけで、軽さを見せようと思った」(平川さん)と、赤クラゲをモデルに、油絵の具、アクリル、チョークで彩色された大作「水母七番」(60万円)が展示のメーンを飾る。
「まだまだ課題は残るが、これからももっと作品を作り続け、突き詰めていきたい」と今後の制作の意欲を見せる平川さん。
同展では、クラゲの姿をより抽象的に表現した「水母二番」(20万円)や、作家が制作のために日ごろ描きためているドローイング(各5万円)3点と、平川さんが制作に没頭する際に、自身がかぶってテンションを上げる「火男(ひょっとこ)」(非売)のお面も展示する。
開館時間は12時~19時(最終日は17時まで)。月曜休館。今月23日まで。
東京造形大卒業の現代彫刻家3人がグループ展-千駄木で千駄木のギャラリーで「きんぎょ展」-空中を泳ぐ金魚が涼しさ運ぶ千駄木の着物リサイクル店が3周年-一点もの求める若者に人気ギャラリーKingyo
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