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上野動物園でナマケモノが超高齢出産-赤ちゃんは生後2週間で息を引き取る
(2010年11月26日)
上野動物園(台東区上野公園)で飼育しているホフマンナマケモノの「コウ」が10月29日、世界的にも珍しい超高齢出産を遂げた。
1983(昭和58)年に雄の「ヒデ」と一緒に上野動物園に来園したコウ。来園時は推定3歳で、現在は推定30歳と考えられている。教育普及課の井内さんは「ホフマンナマケモノの寿命は、野生種では12~13年、動物園の飼育下でも32~33年が最長と言われている。30歳での出産というのは世界的にも珍しく、ギネス級のケースでは」と話す。
「最近では人間のお産は安心なものになったが、動物のお産は命がけ。獣医がついていても出産が原因で死ぬことも多い」とその危険性を語る井内さん。ナマケモノの出産については「普段の行動通り、とてもゆっくりとしたお産だったようだ」と振り返る。
出産直後の取材では「産後も母子ともに健康で、心配していた母乳の出も悪くない。動物園のアイドルとしても活躍してほしい」と話していた井内さん。しかし、出産から2週間後の11月15日、赤ちゃんの死亡が確認された。「まだ原因は定かではないが、急激な気温の冷え込みなどが一因として考えられる。これからの活躍が期待されていただけにとても残念」と井内さん。
西園のイチョウの木の上に展示されているホフマンナマケモノ。国内では同園でのみ飼育を行っている。
開園時間は9時30分~17時。
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