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大正ロマンの代表画家、竹久夢二の多彩な世界を紹介−「七つの顔」展
(2008年05月09日)
「夢二式美人」とよばれる数多くの美人画を残した、大正浪漫を代表する画家・竹久夢二の多彩な才能から生まれた軌跡を紹介する企画展「マルチアーティスト 竹久夢二の七つの顔」が、東京大学近くの竹久夢二美術館(文京区弥生2)で開催されている。
「大正の歌麿」とも言われている竹久夢二は、明治末ごろに社会現象ととらえられた「夢二式美人」とよばれる独特の作風を確立し、一世を風靡(ふうび)した詩画人。すらりとした手足にしなやかな体、ほのかに漂う女性の色香を秘めた同作風は大変な人気を博し、特に当時の少女層からは「着こなしの手本」として多大な支持を得た。年上の女性や画学生などをモデルとして描かれた「夢二式美人」は、夢二自身の愛の遍歴を映し出したものといわれ、その独特の世界観は、現代においても高い評価を受け、女性を中心として多くのファンを獲得している。
同展は、自身の職業を問われた際に「画をかくこと」と答え、その言葉のとおり「画」を描き続けた竹久夢二の多岐に渡る活動を、7つの展示構成で紹介・検証するもの。展示作品は、さまざまなジャンルの作品約250点。西洋的表現と東洋的世界観の融合が表された「夢二式美人」の到達点を示す「水竹居」などの女性画を展示し、「画家としての顔」から始まる会場では、「詩人」「評論家」「書家」「デザイナー」「プロデューサー」としての活動を追いながら、「竹久夢二」というアーティストを、多くの才能を発揮した「マルチクリエーターの先駆者」として紹介する。最後は、「恋多き画家」として知られ、多くの人々に慕われた竹久夢二の人柄にもスポットを当て、「人間としての顔」を解く。
5月11日には、同展を担当する学芸員の谷口さんによるギャラリートークも開催。開館時間は10時〜17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。6月29日まで。
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