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駒込大観音境内で巨大舞台装置を使って公演−水族館劇場
舞台装置を含んだ大型テントとともに各地を巡演、演劇興行を行う「水族館劇場」(東大和市)は5月23日より、駒込大観音(文京区向丘2)境内に設けられた野外劇場「黒の牙城」で新作公演「Noir 永遠の夜の彼方に」を行う。同所での公演は、2000年の初公演から数えて8年目。
同劇団は1987年の旗揚げ以来、「野外での公演」という上演スタイルにこだわりながら活動を続けてきた。劇団名の通り数トンにも及ぶ「水」を使った演出を取り入れ、既存の演劇ホールなどでは不可能な大がかりな舞台装置を取り入れるなどのアトラクション的な要素も、同劇団の魅力の一つ。芝居が行われる時期以外は、大工などの建設職を仕事に持つ劇団員たちが公演時は全国各地から集まり、会場に泊り込みながら「自らの手」で会場となる「現場」を作り上げている。「ホールや既存の会場では表現出来る範囲が決まってしまうから」と話すのは、音響を担当し、制作にも携わる鈴木さん。
「水族館劇場の演劇」の成り立ちは九州地方の炭住から。大八車で界隈を巡演し、野に根を張り表現活動を行ってきた。「リアリティー」が希薄になった今、「人々の記憶」から忘却され、「記録として公にされている歴史」から外された「事実」をリアルに伝えるのが同劇団の特徴。今回上演される新作も「終末すら過ぎ去った時代」(同公演告知文より)を舞台に展開される。
同公演の制作を担当する真生さんは「現代の人が忘れてしまったものを、リアリティーのある形で残していきたい。ゲームや2次元の世界では受け取れない肉厚感が演劇にはあるから」と話す。「なんだか怖い」「受け入れがたいのでは」というイメージや概念を持たれる方もいるかもしれないが、いわゆる「アングラ劇」を好む独特の人だけが足を運ぶための演劇じゃないし、目指してもいない」としたうえで、「演劇はターゲットなんてない『大衆娯楽』なので、みんなに見てほしい。見た人が「楽しんでくれる」ことが一番大切。後で、その人に何かしらの感情が生まれたり、感動が残ったりすればいい」とも。
上演期間は、5月23日〜25日・30日〜31日と、6月1日、5日〜9日。19時開演。前売り=3,500円、当日=4,000円、中高生= 2,500円。全公演自由席。入場整理券は全公演、17時から、当日、前売りの区別なく先着順に配付。
水族館劇場
(2008-05-15)
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