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国立西洋美術館で「ウルビーノのビーナス」-70点で系譜をたどる
(2008年03月03日)
愛や美という哲学の根本に関わる問題の象徴とされてきた甘美なビーナスたちがほほ笑む「ウルビーノのビーナス 古代からルネサンス、美の女神の系譜」展が、国立西洋美術館(台東区上野公園内、TEL 03-5777-8600)で、3月4日から開催される。
今回が日本初公開となる「ウルビーノのビーナス」は、1538年にベネチア派を代表する画家ティツィアーノによって描かれた、西洋美術史における女性ヌード画の金字塔とも呼べる傑作。静かに横たわり、柔らかな薄い笑みを浮かべる愛と美の女神の裸婦像だが、視線はこちらを向き、見る者に対し、女性の神聖性とともに、ある種のエロティックさを抱かせる。また、輝くような色彩やビーナスの肌の質感、女性美の象徴とも言える丸みを帯びた裸体は、後に新古典主義の画家をはじめとした後世の作家に偉大な影響を与えたとされている。
会場では、古代、ルネサンス、そしてバロック初めに至るまでの、ビーナスを主題とする諸作品を展示し、ビーナスの神話が、いかに古代の芸術家の霊感を刺激したのか、そして古代文化が再生したルネサンスにおいて、どのようにビーナスの図像が復活、発展したのかを、約70点の絵画、彫刻、工芸品でたどるもの。
開館時間は、9時30分~17時30分(毎週金曜日は20時まで開館)。一般=1,400円、大学生1,100円、高校生650円。5月18日まで。
国立西洋美術館
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