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国立科学博物館で「野口英世」展−科学者技術者展シリーズ6弾で
(2008年05月20日)
病原細菌学研究や黄熱研究など、数多くの成果を残した科学者「野口英世」の人間的魅力と業績の真価に触れる企画展「世界を勇気づけた科学者・野口英世 Dr.NOGUCHI」が5月20日より、国立科学博物館(台東区上野公園内、TEL 03-5777-8600)で始まった。
同展は、「日本の科学者技術者展シリーズ」として、「21世紀の若者たちにも、展示を通して科学への関心を深めてもらう機会になれば」と企画された。2004年に開催された第1回の「高峰譲吉生誕150年記念展」から数えて、今回で6回目を迎える。
会場では、野口氏の愛用品だった顕微鏡と写真機から展示が始まる。センター部分のエントランスでは、野口氏の生い立ちや研究内容を年表形式で紹介しており、小さな子どもにも分かりやすい解説が添えられている。若かりしころの野口氏の姿や、左手に受けた火傷から受けた逆境の幼少時代、熱心に勉強をしていた背景にある家族の姿などが見受けられる部分も。
友人や恩師の支援を受け、ほとんど独学で医師になったという野口氏。渡米後に携わった、梅毒スピロヘータの研究による画期的な成果を得たことや、中南米に赴いて生涯を閉じるまで没頭した黄熱病の研究に打ち込む様子など、病原菌への飽くなき挑戦の軌跡を紹介する。そのほか、野口氏がアフリカへ持参した研究道具、日本人で初めて収められたとされる、野口氏のカラー写真(複製)記念切手などの稀少な品も展示し、野口氏の豊かな人間性に迫る。
同展に企画から携わっている池本さんは「今回の展示では、他の企画展などでは見ることが難しい野口氏の貴重な資料を多く展示している」と話す。「会期を合わせたわけではないが、偶然にも今年が野口英世没後80年にあたることなどから、この企画がよい機会になれば」とも。上野公園内の森にたたずむ野口英世像の成り立ちについても展示紹介する。
6月17日〜22日、野口氏の出身地にちなんだ「猪苗代町体験イベント」を開催するほか、6月21日には、野口英世記念館学芸課長の小桧山さんと野口英世記念会会長の高添さんを招き、特別講演会を行う。
開館時間は9時〜17時(金曜は20時閉館)。毎週月曜と7月1日・2日は休館(7月21日の月曜日は開館。)入場料は、一般= 600円、高校生以下は無料。7月21日まで。
国立科学博物館で「ダーウィン展」−「種の起源」出版までの苦悩を紹介(上野経済新聞)国立科学博物館
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