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上野公園で「時忘れじの集い」-海老名香葉子さんら平和の誓い新たに

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上野公園で「時忘れじの集い」-海老名香葉子さんら平和の誓い新たに

上野公園で行われた「時忘れじの集い」

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上野公園で「時忘れじの集い」-海老名香葉子さんら平和の誓い新たに

 東京大空襲の被災体験を現代に伝え、永久の平和を願う「時忘れじの集い」が3月9日、上野恩賜公園(台東区上野公園5)に建つ慰霊碑「哀しみの東京大空襲」と「時忘れじの塔」前で行われた。集いは、塔の建設者であるエッセイストの海老名香葉子さんが中心となり毎年3月9日に開かれている。今回が4回目。

 海老名さんは空襲で失った弟との思い出を書いた著書を紹介。涙で声を詰まらせ「むごい戦争が二度とないように、命ある限り、若い人たちに体験を伝えていきたい」と話す。海老名さんの長男で落語家の林家正蔵さんや、次男の林家いっ平さんも駆け付け、犠牲者への鎮魂の思いを伝えた。

 式典では、平和サークル「P魂'S」(ピーソールズ)のメンバーが若者世代を代表して「平和の誓い」を立てたほか、都立竹台高校吹奏楽部の学生が「涙そうそう」を演奏。台東区立忍岡中学校の女生徒が詩を朗読するなど、戦争体験を若い世代に語り継いでいくプログラムが続いた。また、海老名さんの二女でタレントの泰葉さんは、式典のメモリアルソング「蓮花」を熱唱し、平和への祈りを捧げた。

 63年前の3月10日未明、東京に落とされた米軍による焼夷弾(しょうい)弾により、2時間あまりで一般市民約10万人の命が奪われた。「平和母子像」の建つ上野公園はかつて、東京大空襲で亡くなった人々がトラックで運ばれたところ。東京では1990年に戦争の惨禍を繰り返さないことを誓い、3月10日を「東京都平和の日」と定め、黙とうを呼びかけている。

 海老名さんは「10万人が亡くなったことを決して忘れてはいけない。私も命ある限り伝え続けたい」と話した。

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