天気予報

37

26

みん経トピックス

上野でバリアフリー絵本展上野で「生きるための家」展

日暮里富士見坂の眺望保全に住民ら動く-都知事らに要請書送付

  • 0
日暮里富士見坂の眺望保全に住民ら動く-都知事らに要請書送付

「2011.11.30日暮里富士見坂ダイヤモンド富士」(撮影=石川正)

写真を拡大 地図を拡大

 新宿区大久保に進行中の高層ビル開発計画で、富士山の眺望が損なわれる日暮里富士見坂(荒川区西日暮里3)について、地域住民による景観保全への動きが活発になっている。

 日暮里富士見坂は、国土交通省より「関東富士見100景」に選ばれ、都心部で富士見坂と呼ばれる16の坂のうち現在唯一、坂の地面に立ったまま富士山を眺望できる場所として親しまれている。年に2回ほどの富士山がダイヤモンドのように輝く現象「ダイヤモンド富士」を見に来訪者で坂道が埋まることもある。

 ユネスコの諮問機関として世界遺産登録の審査などを行うイコモスは5月24日付けで「景観保存」決議文を住友不動産社長、東京都知事、荒川区・新宿区・台東区・文京区・豊島区長に送付。7月末には荒川区長も住友不動産社長に要請書を提出し建築物の高さの低減を求めた。これらを受けて地域住民による「富士見坂の景観を守る会」では7月31日付けで、東京都知事、荒川区・新宿区・台東区・文京区・豊島区長および関係区区議に、日暮里富士見坂からの眺望を歴史的な「風景遺産」として継承するために要請書を送付した。今後は住友不動産社長にも送付を予定している。

 建築主の住友不動産(新宿区)の広報担当者は「東日本大震災の影響による耐震の見直しで設計のやり直しをしているがそれ以外のことについてはノーコメントとしている」と話す。イコモスが富士山世界遺産認定審査に来日時には富士見坂も検証される可能性があり、関係者の今後の動向が注目される。

グローバルフォトニュース