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湯島の女装コンセプトバー店主が書籍出版-「男と女、人生を2倍楽しむ方法」

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湯島の女装コンセプトバー店主が書籍出版-「男と女、人生を2倍楽しむ方法」

「若衆bar化粧男子」店主の井上魅夜さんが刊行した「化粧男子 男と女、人生を2倍楽しむ方法」

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 湯島にある女装をコンセプトにしたバー「若衆bar化粧男子」(文京区湯島3、TEL 03-6240-1196)店主の井上魅夜(みや)さんが10月17日、初の著書となる「化粧男子 男と女、人生を2倍楽しむ方法」を出版した。

 井上さんは25歳で女装の世界に飛び込み、同店の運営のほか、「東京化粧男子宣言!」をはじめとするイベントのプロデュースや、ニコニコチャンネル「男の娘☆ちゃんねる(おとこのこちゃんねる)」、女装男子向け化粧品などの販売などを手掛ける。本書は井上さんが4年前より人生の記録として半生をつづっていたものに、推敲(すいこう)を重ね出版した。発行は太田出版(新宿区)。

 執筆意図として、井上さんは「セクシャルマイノリティーの人間は普通の人とは異なった『あちらの人』と考えられがちだが、本書では、『あちら』も『こちら』もなく同じ人間であることを伝えたかった」と話す。本書を読んでほしい人にも「一般の人」を挙げる。「特に40~50代の男性は、ゲイやトランスジェンダーの人々を社会的敗者と決め付ける人が多い傾向にある。LGBTが普通の人間として生活していることを知ってほしい」(井上さん)。

 「シンプルで楽しいものになるように心掛けた」(井上さん)という同書だが、中には「男か女、どちらかを選んでしまったら、どちらかを捨てなければならないのだろうか」という哲学もつづられている。「男か女かとカテゴリー分けすることは便利だが、そこで思考を停止してはいけない」と井上さんは強く語る。

 LGBTを取り巻く問題点として「日本では、LGBTの人々を無視しようとする文化が根強い。マスメディアでもオネエ系といわれる人々をもてはやすことで、むしろ日常から彼らを遠ざけてしまっている」と指摘する。「LGBTが当たり前の存在として社会に根付くだけでなく、LGBTがいなければ回らないと思われるような社会を目指していきたい。100年も200年もかからなければ達成できないかもしれないが、目標は高く掲げていきたい」と夢を語る。

 価格は1,470円。全国書店などで販売。

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