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谷中HAGISOで「こども文庫」-図書館改装中にも本を読める場を

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谷中HAGISOで「こども文庫」-図書館改装中にも本を読める場を

子どものための図書室「やなかこども文庫」。保育ママによる読み聞かせを行うことも

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 谷中・岡倉天心記念公園前にある文化複合施設「HAGISO」(台東区谷中3、TEL 03-5832-9808)で7月10日~12日の3日間、子どものための図書室「やなかこども文庫」が開催される。

 主催するのは、谷中を拠点に小さな子どもを持つ親への情報提供やイベント開催に取り組む「谷中ベビマム安心ネット」主宰の石田桃子さん。「図書館があった谷中コミュニティセンターが昨年11月からリニューアル工事をしていて、2015年4月のオープンまでの間、谷中には図書館がなくなってしまった。子どもは本から学ぶことがとても多く、地元に図書館がないのは寂しいので、自由に子どもたちが本を読める場所を作りたかった。HAGISOさんで展示の予定がないときに無償で場所を提供してくれることになり実現した」という。

 「やなかこども文庫」の1回目は6月12日~14日に開催、今回は2回目となる。「本は口コミやフェイスブックなどの呼び掛けで寄贈してもらったもので、100冊以上集まった。1回目は大きな宣伝もせず、雨続きだったにもかかわらず近隣地域の子どもや親御さんたちが来てくれた」と振り返る。本の閲覧はもちろん、2週間ほど借りることもできる。保育ママによる読み聞かせなども予定。

 「実は『ちいちゃんとこどもぶんこ』という絵本に出てくるこども文庫をイメージしている。この中では少し大きな子どもたちが、小さな子どもたちに紙芝居を読むなどしている。そういう場が谷中にもつくれたら」と石田さん。「谷中コミュニティセンターが完成するまで2年近くあるので、今後も月1回くらいのペースで続けていきたい。引き続き絵本や児童書の寄贈は募っていく。自分のセレクトとはまた違った、他の人の持っていた本を読めるのも新鮮で楽しい。誰でも利用できるので、ぜひ遊びに来てほしい」と話す。

 開催時間は12時~21時。こども文庫のスタッフがいるのは16時までだが、21時まで本の閲覧、貸し出し、返却ができる。

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