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弥生美術館で「村上芳正展」-奇書「家畜人ヤプー」の原画中心に

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弥生美術館で「村上芳正展」-奇書「家畜人ヤプー」の原画中心に

今年91歳になる村上芳正さん

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 根津・弥生美術館(文京区弥生2、TEL 03-3812-0012)で現在、「三島由紀夫の最後の装幀(てい)画家 村上芳正展」が開催されている。

 幻想的なタッチのイラストで、1960年代から80年代を中心に活躍した画家の村上芳正さん。三島由紀夫「豊饒の海」やジャン・ジュネ全集、「戦後最大の奇書」の異名を持つ沼正三「家畜人ヤプー」の装丁・装画を手掛けた人物として知られている。同展では、村上さんが描いた原画や初版本、映画ポスター、レコードジャケットなど400点余りの資料を展示する。

 2年がかりで準備が行われた同展のメーンになるのが「家畜人ヤプー」のイラスト原画。三島由紀夫、澁澤龍彦、寺山修司などが愛読した同書は、マゾヒズムや人体改造などのスキャンダラスな描写が多く描かれている。学芸員の堀江あき子さんは「村上先生が手掛けた仕事の中でも代表作といえる。内容の過激さが話題になるものの、美的作品としてしっかりと仕上げられていることに注目してほしい」と解説する。「1970年代という時代だからこそ生まれた表現では」とも。

 オープン前日に行われた内覧会には、今年91歳になる村上さんが登場。「このような展覧会を開催していただくことはとてもうれしい。元気が出ます」と、しっかりとした口調でその喜びを語り、出席した関係者からは拍手が送られた。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入場料は、一般=900円、大学・高校生=800円、中学小学生=400円。9月29日まで。 

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