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千駄木のカフェギャラリー「幻」が1周年-文化交流サロン目指す

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千駄木のカフェギャラリー「幻」が1周年-文化交流サロン目指す

「Cafe Gallery 幻」店主の小林義和さん

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 千駄木駅近くの路地裏にある「Cafe Gallery 幻」(文京区千駄木 2、TEL 050-3692-2853)が7月13日、開店から1年を迎えた。

 イラストレーターの小林義和さんと、写真家の艶子さん夫婦が営む同ギャラリー。小林さんは「1年間は早かった。歩いていてすぐに見つかる場所ではないので、最初は知ってもらうのに苦労した。お客さんは自分ももの作りをしている人やアートを見るのが好きな人たちが多いが、徐々に地元の人や谷根千に街歩きに来た人も来店してくれるようになった」と振り返る。

 赤と黒の壁の個性的な店内では、さまざまな作家の作品を展示・販売している。「それまで展示経験があまりないクリエーターさんも多かったが、例えば写真家の妻のファンで写真を撮り始めた卯月沙梨音さんは昨年7月にグループ展に参加してもらい、今年4月には個展を行うまでになった。クリエーターさんたちの成長が、自分たちにとっても、もの作りの刺激やモチベーションにつながった」と小林さん。ギャラリーのレンタル料金は1日8,000~1万円。

 カフェとしては定食メニュー(800円~)やデザート(500円~)など和モダンをコンセプトに提供し、企画展に合わせたメニューも展開する。「席数が多くないので、お客さん同士が相席になることがある。若い人と年配の方とが相席になり、自然に会話が始まることもあって、いいなと思った。もともと文化交流のできるサロン的な場にしたかったので」とも。店舗面積は7坪で、席数は10席。

 「1周年のイベントをやったときに、いろいろな人に支えられてここまで来たと思った。今後も、より店を広めて作家を応援し、自分たちも成長していきたい。谷根千の中では少し変わった立ち位置にあるのかなとも思うが、谷根千を盛り上げるのに一役買えたら」と話す。

 営業時間は15時~22時。

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