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東京都美術館「バルテュス展」10万人突破-没後初の大規模展覧会

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東京都美術館「バルテュス展」10万人突破-没後初の大規模展覧会

東京都美術館で開催されている「バルテュス展」の様子

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 上野公園内にある東京都美術館(台東区上野公園、TEL 03-3823-6921)で開催されている「バルテュス展」の来館者が5月27日、10万人を突破した。

 4月19日から開催されている同展は、ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家・バルテュスの足跡を追った回顧展。2001年に死去して以来、日本では初めての大規模な展覧会となり、妻である節子さんの全面的な協力によって実現した。

 10万人目の来場者となったのは、同展のために北海道から来館した親子。「年配の来館者が多いが、普段はあまり目立たない若い男性も多い印象。美術ファンだけではなく、いろいろな興味を引かれた一般層も多く来館している様子」と学芸員の小林さん。

 バルテュスの魅力について、小林さんは「西洋の伝統的な表現を軸に、少女などをモチーフとした作品を発表している。20世紀に興ったどの流派に属することもなく、独自の世界を追求し続けていった」と話す。また、バルテュスの代表作であり、同展の目玉となる「夢見るテレーズ」については「子どもと大人の間にいる女性の一瞬の美しさを描いた作品。背景の線や少女の膝、腕の形など、構図が綿密に計算されており、独特の緊張感を宿している」と分析する。

 同展では、バルテュスの油彩や素描など絵画作品を約100点展示しているほか、バルテュスが生前使用していたアトリエも再現している。「アトリエは画家にとって一番重要な場所。他人をほとんど招き入れることがなかったバルテュスの創作現場を、生前に実際に愛用していた品物とともにご覧いただける」と小林さん。「節子さんも『生前の愛用品が再現空間に溶け込んでいる』と、完成度に満足されていた」とも。

 開館時間は9時30分~17時30分(金曜は20時まで)。月曜休館。料金は、一般=1,600円、学生=1,300円、高校生=800円、65歳以上=1,000円、中学生以下無料。6月22日まで。

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