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入谷の3坪のおでん店「三好商店」、年内で閉店へ-50年の歴史に幕

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入谷の3坪のおでん店「三好商店」、年内で閉店へ-50年の歴史に幕

年内で閉店する入谷のおでん店「三好商店」

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 入谷市場前(2014年3月31日閉店)に店を構えるおでん店「三好商店」(台東区入谷2)に11月、年内で閉店することを告げる紙が貼り出され、来店者から驚きの声が上がっている。

近隣の住民らから人気を集めるおでん店

 創業50年を超える同店は、店舗面性3坪の持ち帰り専門のおでん店。祖母、母から受け継ぎ3代目となる三好さんが店主として1人で切り盛りする。特別な看板はなく「入谷市場前のおでん屋さん」として親しまれてきた。おでんを買い求める客の列には子どもも多く、軒先の小さなカウンター越しに、おでん鍋の世話をする三好さんと語り合う子どもは多かった。「寒い中お客さんをお待たせするのがつらい」と常々気にする三好さんだが、酉(とり)の市など特に忙しい日には三好さんの家族がサポートに入り、並んで接客する姿も見られた。雨の日にも傘を差した列ができるのはしばしばだった。

 年内で閉店することについて、三好さんは「おでんだねの仕入れはしづらくなってきているし、鍋が壊れてしまった。鍋は30年以上前のものでメンテナンスを頼みながら使ってきたが、メンテナンスをする職人さんが引退、新しい鍋にするにも、それを作る職人さんや費用の問題が出てしまって」と話す。閉店の反響については「『さみしくなる』とおっしゃってくださる方が多い。経営不振とか体調が悪いとかではないので心苦しくもありがたい」と話す。

 「残りの日々もこれまでと変わらない営業を努めていきたい」と三好さん。取り扱うおでんは全16種。こぶ、ちくわぶ、はんぺん、なまあげ、つみれ(以上40円)、大根、卵(以上60円)、ボール(35円)など。昔からおでん鍋は仕切りを使わず、おでんだねを一緒に煮込むスタイル。大根と卵だけは別鍋で煮込む。

 営業時間は15時~18時30分。日曜・月曜・祝日定休。

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