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上野動物園で「スバールバルライチョウ」の人工ふ化成功-日本初

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上野動物園で「スバールバルライチョウ」の人工ふ化成功-日本初

上野動物園でふ化に成功した「スバールバルライチョウ」のヒナ(8月5日撮影) ©上野動物園

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上野動物園(台東区上野公園9)は8月5日、日本初となる「スバールバルライチョウ」の人工ふ化に成功した。

 ライチョウは、特別天然記念物に指定されている絶滅のおそれのある野生生物。今回ふ化に成功したスバールバルライチョウは、北半球の寒冷地や高地に生息する鳥で、暖かい低地では飼育が非常に困難とされている。同園では1995年から2003年にかけてエゾライチョウの飼育繁殖に取り組み、成果を上げてきた実績があるが、北極圏など気温の低い土地に生息するライチョウ類の飼育に関しては、原産地以外の成功例がほとんどないとされている。

 同園では、今年6月27日から7月14日にかけてノルウェーのトロムソ大学に職員2人が向かった。北極圏に生息するカラフトライチョウとスバールバルライチョウの2種について、20年以上の研究実績を誇る同大学で、実地研修と学術情報の収集を行ったという。帰国時に職員が持ち帰ったスバールバルライチョウの卵は23個。そのうちの5個が今回ふ化した。

 ふ化したヒナは専用の飼育箱で大切に育てられていたが、8日に1羽、10日には2羽が肺炎などで命を落としてしまった。そのため、現在は残る2羽のヒナが飼育されている。もともとノルウェーに生息する北極圏の鳥であるスバールバルライチョウは、カビや細菌に弱く温帯の環境に適しにくいと考えられる。そのため、同園では細菌がヒナに感染しないよう特定の職員のみ飼育にあたるようにするなど、環境作りに細心の注意を払っている。「他のヒナが亡くなった原因が菌の感染によるものでなかったため安心はしたが、今後も細菌に対して非常にデリケートな性質を持つ鳥であることを踏まえ、大切に育てていきたい」と話すのは同園の井田さん。「ヒナの状態が順調であれば将来ライチョウ専用の飼育舎(非公開施設)に移す予定。元気に育ってほしい」とも。

 今後の公開予定は、現時点で未定。8月17日までの開園時間は、東園は9時30分~19時・西園は9時30分~20時(東園、西園とも入園は19時まで)。通常開園時間は9時30分~17時(入園券の発売は16時まで)。月曜休園。

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