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上野の演歌専門店「アメ横リズム」が46周年-店主が認めた曲だけ扱う

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上野の演歌専門店「アメ横リズム」が46周年-店主が認めた曲だけ扱う

御年77歳にしてパワフルな「アメ横リズム」店主の小林和彦さん

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 上野にある演歌専門レコード店「アメ横リズム」(台東区上野6、TEL 03-3831-5135)が昨年11月25日、開店から46周年を迎えた。

 アメ横近くのガード下にある同店。「日本最小のレコード店」(店主の小林和彦さん)という3.5坪の店内にはCDやカセットテープが所狭しと並んでいる。「歌詞と曲が良いものであること、歌手の声にその人にしかない個性があること、きちんと歌詞の伝わる歌い方をしていることの3つが大事。納得すればまだ無名の歌手でも取り扱うし、有名でも置かないものもある」という。

 演歌に特化した理由について、小林さんは「食品会社を経営していた父からの教えで、自分が納得したものだけを人に薦めろと言われていた。そうじゃないと、自分の気持ちとしても嫌だよね。だから、店で売るものは全部聞いてから決めるし、好きなものしか取り扱わない。その結果、演歌専門店になっていった」と話す。

 利用客は近隣からはもちろん、国内外から訪れる。取材中にも、岩手から同店を目当てにやってきた女性客2人が小林さんと演歌談義で盛り上がっていた。「地方からも、フランスや韓国など海外からも来る人がいる。最近は中国から日本の大学に留学している若い女の子が演歌好きになり、目当ての新譜が発売される度に来てくれる」とも。3年前から始めた通信販売では、さらに顧客との交流を深めた。「電話で注文を受けたら、早く届けたいので入金前に商品を送っている。最初は妻や周りの人に集金できないのではと反対されたが、そんな人はこれまで一人もいなかった。近くに店がなくなかなか買えなかったと喜んでくれ、米や果物などを送ってくれることも。各地に親せきが増えたような気分。みんなに支えられている」という。

 岡千秋さんなどが歌う「隅田川慕情」の作詞・作曲を妻と2人で手掛けたり、演歌歌手HONEST・辻さんをデビューさせたりと、店の経営にとどまらず演歌界にさまざまなかたちで関わってきた小林さん。46年間を振り返り、「大変なこともうれしいこともたくさんあったが、17年前に還暦を迎えた際に、この店で石川さゆり、長山洋子、藤あや子が握手会を開いてくれたことが印象深い」という。「演歌は心に響く曲が多く、それを広めることは世のため人のためになると思っている。今後も引き続き良い曲を薦めていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。

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