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谷中に「谷中画廊」 地元在住夫婦が開く、外国人観光客も意識

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谷中に「谷中画廊」 地元在住夫婦が開く、外国人観光客も意識

谷中画廊オーナーの重盛三千緒さん(写真左)と夫で同所で写真ワークショップを開催する重盛明人さん

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 谷中の朝倉彫塑館近くにギャラリー「谷中画廊(やなかギャラリー)」(台東区谷中5、TEL 090-3201-3405)がオープンした。

 同ギャラリーのオーナーは重盛三千緒さんが務め、夫でグラフィックデザイナーの明人さんがアートディレクションを手掛ける。三千緒さんは「夫の活動を通して、ものづくりをする方々との出会いがあった。勤めていた会社を辞めたこともあり、そうした方々の発表の場を作ることができたらいいなとギャラリーをオープンした」と話す。「3年ほど前から『谷中写真部』という写真のワークショップを開催していて、多くの方が参加してくれている。その活動拠点や作品発表の場としてもここを利用していきたい」と明人さん。フロア面積は約5坪。利用料金は、5日間で4万5,000円、追加1日につき9,000円。

 現在は、オープン記念企画として1月17日まで、「作家たちの手仕事展『谷中ねこ博』」を開催している。「遠方から来てくれる方も多く、最初の数日で追加納品が必要になるほど好評を得ている」と三千緒さん。「工房や作家さんとコラボし、オリジナルの猫グッズも開発していく。その第1弾として、猫のトンボ玉を用いたアクセサリーやキーホルダーなどを販売している。そうした商品開発に意見をいただく猫好きな方を『谷中ねこ部』として募っている。ギャラリー運営、谷中写真部、谷中ねこ部がこの場所の主な活動となる」と明人さん。

 「まだあまり世に知られてはいないけれど、すてきな作品を作る作家さんを世に発信していきたい。外国人観光客の方も多い土地なので、日本の作家さんたちの手仕事を海外にも知ってもらいたい」と三千緒さん。「事務的なことを請け負うなど作家さんがものづくりに集中できるようサポートし、きちんと適正価格で販売するようにしていきたい」と明人さん。「展示している作家さんをお客さんが気に入ってくれて、その出会いの手助けができることが一番うれしい。今後もさまざまなテーマの展示をしていきたい」と2人で展望を語る。

 開廊時間は11時~19時(開催しているイベントによって異なる。「谷中ねこ博」は、13時~18時、土曜・日曜=11時~18時)。月曜・火曜定休。

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