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根津でボールペン画のアウトサイダーアート展示 66歳男性が初個展

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根津でボールペン画のアウトサイダーアート展示 66歳男性が初個展

藤沢マサヒロさんがスケッチブックに描きためた絵

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 根津の「ギャラリー・マルヒ」(文京区根津2、TEL 03-5832-9911)で4月23日、藤沢マサヒロさんによる個展「野良サイダー」が始まった。

 藤沢さんは家業のペンキ店で働く傍ら、少年時代から独学で絵を描いてきた。同展は66歳にして初の個展となる。藤沢さんとの出会いを、同ギャラリー代表の鴻池綱孝さんは「昨秋にマルヒで絵の展示をしていたところ、たまたま通り掛かった藤沢さんが中に入ってきて、その作家に『自分も趣味で絵を描いているんだ』とスケッチブックを見せて話しかけていた。僕も見せてもらったら、衝撃を受けた」と話す。

 「アウトサイダーアートというと精神障がい者によるものと思われる方もいるが、本来の意図とは違う。実際は、芸術的な訓練を受けず、名声を目指すわけでもなく自然に表現された作品のこと。藤沢さんの絵は、まさにアウトサイダーアート。これまでどこに発表するでもなく、街や公園で描かれてきた」と鴻池さん。「野良で活動しているということと、野良猫をモチーフに描いていることから、展示名を野良+アウトサイダーで『野良サイダー』とした」とも。

 藤沢さんの絵は、カラーボールペンと修正液を用い、ハッチングや点描を織り交ぜて描かれている。「隙間なく描くのはアウトサイダーアートに多い特徴。ボールペンで緻密に描かれていて、熱量がすごい。70年代はジャズ喫茶にはまっていたそうで、そういう雰囲気も感じられる。どの絵にも野良猫が登場し、そこに自身を投影している。他に女性や魚、船などが多く描かれている。すごく深い思いや世界観があるように感じるが、藤沢さん本人に聞いても『猫ちゃんがかわいくてね、魚も好きなの』というようなピュアな話しか出てこない」という。

 こうして書きためられたスケッチブック10冊以上の作品の中から、鴻池さんがセレクトした30点以上を展示・販売する。ポストカード5枚セット(500円)も販売。「本人は人に見せるために描いてきたわけではないので、展示されることへの反応は薄いようだ。ただ、見た人には衝撃があると思う。ぜひこの熱量を肉眼で見てほしい」と話す。

 開廊時間は11時~19時。入場無料。5月1日まで(4月25日休廊)。

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