谷根千エリアで「不忍ブックストリートweek」 一箱古本市も
谷中・根津・千駄木エリアで現在、恒例イベント「不忍ブックストリートweek」が開催されている。
メイン企画は、参加者が段ボール一箱分の古本を販売する「一箱古本市」。開催時間は5月3日11時~16時。
同実行委員代表の南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)さんは「今年は販売場所を15カ所と例年より増やし、67組の古本を販売する店主が参加する。より大勢の方が参加してくれたおかげもあり、当日のお手伝いをしてくれるスタッフをまだまだ募集している。興味のある方はご連絡いただければ」と話す。 「昨年は、今後無理なく続けていくことを考え、2014年までの数年間は2日間開催していた『一箱古本市』を1日にし、実行委員企画によるイベントも少ししか行わなかった。実行委員会内で、今年はもう少しイベントをやりたいとの声があがり、実行委員企画で8イベント、地域のショップによる参加企画で9イベントを開催する」とも。
期間中、展示やトークショー、ワークショップ、ライブ、上映会などを展開する。ひるねこBOOKS (台東区谷中2)やタナカホンヤ(台東区池之端2)、谷中ボッサ(台東区谷中6)では、本や街に関わる展示が行われる。
4月29日は、谷根千〈記憶の蔵〉(文京区千駄木5)で台湾人作家と日本人翻訳家による台湾と日本についてのトーク、5月7日は旧安田邸(文京区千駄木5)でとんちピクルスさんのライブ、5月8日は谷根千〈記憶の蔵〉で高槻真樹さんの著書「映画探偵」のトーク&上映会を開催する。
「5月4日にCoffee & Bindery Gigi(文京区千駄木2)で開催される手製本ワークショップは予約満席になっているので、展示以外のイベントは早めに予約を入れていただけると確実」と南陀楼さん。ほかにも、ギャラリーやレストラン、雑貨店などさまざまなショップが参加する。
「不忍ブックストリートweekは、本への興味を通していろいろな人が谷根千エリアを訪れるきっかけになればいいなとの思いで始めたイベント。本を買うだけではなく、街のさまざまな魅力に触れてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
5月8日まで(一部、会期後も行われる展示あり)。