入谷にワークショップスペース「reboot」 活躍中のクリエーターら講師に
入谷駅近くに4月、ワークショップスペース「はじめるアトリエreboot(リブート)」(台東区下谷1、Tel 03-6231-7619)がオープンした。
同スペースはクリエイター向けのシェアアトリエ「reboot」として運営されてきた場所で、併設スペースでワークショップを開催する。同施設代表の今村ひろゆきさんは「アトリエだけではクローズドな感じがして、もっと街とつながりたいという思いがあった。ワークショップを始めることで、アトリエやそこに集うクリエーターの認知が高まり、街にも貢献できるのではないかと考えた。働いているとどうしても会社と家の往復になりがち。でもそれはもったいない。会社や家のある場所で、自分の好きなことや面白い人たちと出会ってもらえたら」と、オープンのきっかけを語る。
編み物、刺しゅう、革小物、アクリルアクセサリーなど、多様なワークショップが開催されている。「今のところ、シェアアトリエの利用者やこれまで弊社のイベントに関わってくれた方を中心に講師をしていただいている。皆、しっかりとした技術的なバックボーンがありつつも、個性的な作品を作っているクリエイター。例えば編み師として活躍する203gowさんは、このスペースのらせん階段もニットで覆ってしまう、何でも編んでしまう方。彼女は部活のようなコミュニティーを立ち上げる予定」と今村さん。
ものづくりだけではなく、ライター講座なども開催。「さまざまな視点で、新しい何かを始めるきっかけになるものを提供していきたい。普段の仕事とは違った頭や体の使い方をするから、心身のエクササイズになるのでは」とも。土曜・日曜を中心に開催し、平日の夜間に行うものもある。定員はワークショップにより異なるが、最大10人程度。子どもが参加可能なものもある。
「つくることって難しそうだけれど、一度つくれることを知ったら、あれもこれもつくれるんじゃないかという気持ちになってくる。ここでのワークショップをきっかけに、作家のユニットが生まれたり展示会が開催されたり、最初は生徒だった方が先生になったりして、また街に還元されるようになるとうれしい」
ワークショップの詳細はホームページで確認できる。