谷中に煮こみとワインの店「ネコジタヤ」 谷中銀座のネコドーナツ店が開く
谷中の夕やけだんだん近くの煮こみとワインの店「七面坂 Necojitaya(ネコジタヤ)」(荒川区西日暮里3、TEL 03-5834-7357)がオープンして3カ月が過ぎた。
同店は、谷中銀座で猫のしっぽ型の焼きドーナツを販売する「やなかしっぽや」(台東区谷中3)が姉妹店としてオープン。やなかしっぽやのソラマチ店と谷中本店で店長を務めていた小熊仁栄さんと日置恵美子さんを中心に、全て女性スタッフで営業している。「女性客が気軽に立ち寄れる場所にしたいと考え、煮込みとワインの店にした。男性客もいらっしゃるが、女性のお客さまが多く、時には店内全員女性ということもある。女性一人客も多い」と小熊さん。「欧米や中国・韓国などの外国人観光客の方も多く、ジェスチャーで一生懸命コミュニケーションを取ることもある」とも。店舗面積は6.5坪。席数は11席。
ランチにはラタトューユや手作り煮込みハンバーグ(900円)を提供。夜はトリッパやモツの赤ワインの煮込み、牛すじの煮込み(各630円)が人気メニューという。「牛の胃袋(ハチノス)を煮たトリッパは知らない方も多いのではと思っていたが一番人気。肉は根津の食肉卸の村八さんや、よみせ通りの精肉店腰塚ハムさんなど、地元の店を中心に仕入れている。煮込みにはワインを調味料として使っているのが特徴」という。ワインはグラスで380円~、ビールやウイスキーも提供。
入り口のガラス戸や店内には猫のイラストが描かれ、コースターや箸置きなどにも猫モチーフのものが使われている。「猫型のトーストを添えるメニューは好評。猫好きのお客さまが多く、猫トークが弾むこともある」という。「まだ慣れずに大変だが、持ち帰り販売のみだった『やなかしっぽや』以上に、お客さまとコミュニケーションを取れるのが楽しい。観光の方はもちろん、地元の方にも通い続けてもらえる店にしていけたら」と話す。
営業時間は12時~22時(土曜=11時~22時、日曜=12時~16時)。月曜定休。