稲荷町駅近くの画廊で女性アーティスト3人展-芸大卒アーティストも
稲荷町駅近くのギャラリー「Galeria de Muerte(ギャラリー・ムエルテ)」(台東区東上野3、TEL 03-3835-8278)で9月19日から、女性アーティストによる三人展「GIRLS」が開催される。
同ギャラリーは、「デスメタル」「グロくてかっこいい」「グロくてかわいい」「さみしくてかわいい」といったキーワードに関連する作品を主に扱う。デスメタルを中心としたCD店も併設する。
今回の展示は、海外アーティストを含む3組の作品を扱う。「Annie Aube(アニーオーブ)」はアラスカのアーティストで、神話をもとにした刺しゅう作品などを展示する。「Kathleen Lolly(キャサリン ロリー)はアメリカのケンタッキー州のアーティストで、Giclee printと呼ばれる最新の印刷技術を用いた作品を展示。「ekko」は日本のアーティストで、主に木版画で制作した作品をインスタレーションとして表現・展示する。今回、展示される作品は全て購入可能で、Tシャツやトートバック、ポストカードなども販売する。
今回日本人アーティストとして展示を行うekkoさんは、昨年、東京芸術大学の版画科を卒業し、上野を拠点に活動をしている。「現代アートとして、古典版画である木版画に挑戦をしている」とekkoさん。
ekkoさんが今回展示する作品は、狼の女の子「OKAMI CHAN」と赤ちゃんの軍隊「AKACHAN GUNTAI」の物語。「レンガの隙間から『OKAMI CHAN』と『AKACAN GUNTAI』をのぞいてそれぞれストーリーを想像してほしいといった意味からインスタレーションとして作品を表現したという。「OKAMI CHAN」と「AKACHAN GUNTAI」はそれぞれ限定50点で販売も予定している(価格未定)。
同ギャラリーオーナーの関根さんは「気軽に立ち寄ってもらい、CDを買う感覚で作品を購入できる空間作りをした」と話す。ekkoさんは「雑貨屋に来る感覚で、気軽に遊びに来てほしい。若い女の子にも遊びに来てほしい」と話す。
営業時間は13時~19時。水曜・木曜休廊。展示は10月19日まで