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JR山手線上野-御徒町間が混雑率ワースト2位に-ワースト1位は総武線

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JR山手線上野-御徒町間が混雑率ワースト2位に-ワースト1位は総武線

混雑率ワースト2位になったJR山手線・上野駅-御徒町駅間

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 国土交通省は12月22日、2009年度のラッシュ時の混雑率を発表し、これまで最も混雑率が高かったJR山手線上野-御徒町間の乗車率が、総武線・錦糸町-両国間に次ぐ2位に改善されたことが判明した。

 同調査は国土交通省が首都圏12社43路線について毎年、実施しているもの。これまで毎年JR山手線上野-御徒町間がワースト1位となっていたものの、2009年度の調査では、総武線・錦糸町-両国間の混雑率が203%と、上野-御徒町間の202%を上回る結果となった。2005、2006年度には216%、2007年度には205%、2008年度には204%と推移しており、首都圏ワースト1位が続いていた。

 同省総合政策局安心生活政策課は「鉄道利用人口の減少によって、多くの路線で混雑率が低減している。ただし、200%の乗車率はぎゅうぎゅう詰めで、とても圧迫感を感じるような状態。今後とも改善に努めたい」と話す。

 上野-御徒町間の混雑の要因について、同省鉄道局では「上野駅で宇都宮線、高崎線、常磐線などからの乗り換え客が多いために、上野-御徒町間での混雑率が上昇してしまう」と分析。「2013年に予定している、宇都宮線・高崎線などが東京駅まで直結する『東北縦貫線』が開通すれば、混雑率がより緩和されるのでは」と期待を寄せる。「現状、山手線は過密ダイヤとなっているので、これ以上の運行本数は増やせないものの、JR東日本による輸送力の高い新型車両の導入や、時差通勤・通学の推奨を行っている。その成果もあり、かつては250%余りもあった混雑率も少しずつながら、混雑解消に向けて進んでいる」と話す。

 同省では、JR山手線上野-御徒町間の混雑率を、2015年までに180%以下にすることを目指している。

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